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外壁の色を選ぶとき、どのようなことを基準にしたら良いでしょうか。家全体のバランスも大切ですが、他のことでも不安になったりする方も多いようです。家を新築のように生まれ変わらせることができる外壁のリフォームですが、外壁は住宅の顔なので、何色にするかでガラッとイメージが変わります。「こんなはずじゃなかった」とならないように、失敗しない色の選び方について、解説していきます。
誰もが家の外壁の色選びで失敗したくありません。まずはよくある失敗を5つご紹介しましょう。
最も多い失敗の一つです。それがイメージした色と違うことです。カタログや色見本から気に入った色を選んでみたがイメージが違うことがあります。
家の外壁は、1年中自然にさらされています。色によっては汚れが目立つ場合があるので、注意が必要です。
外壁だけをイメージしていると、玄関や周りの景観に全く合っていないということがあります。色を決めるときは家全体や近隣の雰囲気も大切にすることも忘れずに。
塗り替えが終わった時は、とてもよく見えたのに月日が流れてくると塗装が色あせてくることがあります。色や塗料の種類によって色あせすることを知っておきましょう。
濃い色にすると、熱を吸収する場合があるので注意が必要です。塗装業者に熱を持ちにくいかどうか確認してください。濃い色を使っても熱くなりにくい塗料も実際にはあります。色だけで選ぶのは要注意。
色見本に大きいものと小さいものがあります。見本の大きさによって薄く見えたり濃く見えたりします。できる限り大きな色見本を参考にすることをお勧めします。
家の外壁を決めるとき、意外と他のことを忘れてしまいがちです。ドアなど他のものとの相性も考えておく必要があります。相性を考慮することで家全体のバランスが抜群によくなります。特に屋根は外壁と並び大きな面積があります。屋根も同時に塗り替えするのであれば良いのですが、外壁のみ塗り替えるのであればしっかりと相性を意識してください。
結論、イメージと実際は多少の違いがあるものです。そのことをしっかりと考慮して色を決めていくようにしましょう。色見本やシミュレーションはあくまでも参考であることを忘れてはいけません。少しでも、イメージに近づけるためには「色見本を太陽光にあててみる」「色見本を実際に外壁に当ててみる」を試してみてください。
最近では、マットな色が人気である場合もありますが、正直耐久性はよくありません。ツヤを入れるのには耐久性もあります。マットな色が好みの場合は、ツヤの加減を変えてみましょう。
塗装業者は、これまで色々な施工を行っているはずです。自分が選んだ色に近い事例がないか一度確認してみましょう。色見本やシミュレーターと違い、実際の色を確認することができるかもしれません。
外壁には必ず軒天というものがあります。軒天は外壁よりも薄い色を選ぶほうが家自体が立体的になるのでお勧めします。
ある程度、外壁の色イメージができてきたら、家の近所を散歩してみましょう。近隣と同調させるのか、それとも目立たせるのか一度考えてみてください。家の間近と少し離れたところからチェック。
外装の色を塗る際に落とし穴になるのが、「景観ガイドライン」です。市区町村によっては、街の景観を損なわないために、建物の外観の色を決まりに沿ったものしか使用できないという「景観ガイドライン」が定められている場合があります。
新築を購入するときや、初めて外壁の色を替えるリフォームのときには、必ず該当の市区町村に景観ガイドラインが定められていないか確認しておきましょう。地域密着型の塗装業者なら、景観ガイドラインに沿った上で、好みに近いカラーにするためのアドバイスをしてくれるかもしれません。
外壁におすすめのカラーは、落ち着いた色や、薄い色、淡い色です。一番好まれているのは、グレーの壁です。次いで、アイボリーやクリーム色、ベージュ、薄目のブラウンも長持ちする色の代表です。
外壁の汚れの原因となるのは、カビやコケ、砂埃などのように、中間色のものが多いです。そのため、汚れとの色の差が少ない、淡い色、落ち着いた色が外壁に最も向くのです。また濃い原色系の色は、経年劣化で色あせや変色が目立つので、実際の年数よりも古く見えてしまう場合があります。
赤や紫などといった赤系の色は、特に日焼けによって色あせが起こりやすいので注意してください。逆に、青系の色なら変色しにくくなります。
いかがだったでしょうか?
色を決めるのも大変だなと感じた方は、ぜひ知り合いの塗装屋さんや近くの信頼できる塗装屋さんにアドバイスしてもらってください。これまでの経験を生かしてあなたにあった色を見つけてくれます。
外壁塗装は10年を過ぎてくると塗り替えのタイミングになってきます。外壁塗装は大きく分けて下塗り、中塗り、上塗りに分かれています。今回は下塗りの重要性について解説していきます。安くなるのであれば下塗りしなくても良いと思っている方は、ぜひ最後まで読んでください。下塗りをしないことで大切な家が傷ついてしまう可能性があります。
日曜大工の中にペンキ塗りがあります。塀や柵など自分の好きな色に仕上げていきます。見た目が良ければすべて良し!それが日曜大工。しかし外壁塗装は見た目ももちろん重要ですが、それ以外にも雨風、太陽光、湿度、気温変化などの自然負荷による劣化から守る重大な役目があります。
そもそも塗装していない家には防水機能がありません。外壁塗装を行うことで防水・防塵・断熱ができるようになります。
外壁塗装は単なる塗装ではなく、築年経過で防水機能や耐候性が衰えた外壁の機能回復工事ということができます。
外壁塗装には大きく分けて、下塗り・中塗り・上塗りがあります。
下塗りは外壁塗装の基本です。下塗りには、中塗り・上塗りと全く機能も成分も違う塗料を使います。役割は2つあります。
色々な種類がある外壁材と中塗り・上塗り塗料の間にいれることで接着力が上がります。耐久性や耐候性に優れた外壁塗膜をつくることが目的です。下塗り工程を正しく行わないと、中塗り・上塗りにも大きく影響してきます。
もし下塗りをせずに中塗り・上塗りするとどうなるかもうわかりますね。塗料が直接外壁に染み込みます。そこに気泡や不純物が入ってしまうと、外壁の劣化につながるのはいうまでもありません。
外壁塗装の主な下塗り塗料は「シーラー」、「プライマー」、「フィラー」の3種類です。それぞれの違いは次の通りです。
シーラーは外壁材に中塗り・上塗り塗料を密着させる接着剤としての機能を持っています。また、外壁材への中塗り・上塗り塗料の染み込みを防ぐ抗浸透機能も持っています。
外壁にシミややひび割れがない場合は、下塗りにシーラーを用います。シーラーを塗るとシミやひび割れが塞がれて外壁が平滑化するので、後工程の中塗り・上塗り塗装がきれいに仕上がります。
シーラーには水性タイプと油性タイプがあり、水性タイプのシーラーはコンクリート、モルタル、石膏ボードなどの外壁材にしか使えません。それ以外の外壁材の場合は、油性タイプの「浸透性シーラー」を使います。水性タイプのシーラーと比べて接着力が強く、外壁材の内部まで下塗り塗装ができるので、外壁自体の強度も高められます。浸透性シーラーは、主にPC板、ALC板、GRC板、押し出し成形板、窯業系サイディングボード、風化してしまったコンクリートやモルタルなどの外壁材の下塗りに使用されます。
機能はシーラーと基本的に同じです。外壁材が鉄、ステンレス、アルミなど金属系サイディングボードやパネルの場合に使用します。
プライマーには外壁材のさび落とし機能はないので、下塗りをする前に外壁材に発生したさびをサンドペーパーなどで除去しておく必要があります。
フィラーはシーラーやプライマーにパテ機能を追加した下塗り塗料です。
外壁にシミ、ひび割れ、凹凸などができていて、中塗り・上塗りが困難な外壁の場合、外壁材の表面を平滑化する下塗りとして使用します。機能はシーラーと基本的に変わりません。
見積書をチェックすると、塗装工事業者の信頼性をある程度見分けられます。信頼性の高い業者の場合、見積書には工程ごとの塗装法、塗料の種類、工事費などを分かりやすく記載してあります。
工程ごとの見積もりではなく3工程一括の見積書を出してきた業者の場合は信頼性に欠ける可能性があります。工程ごとの見積もりは必ず細かく確認するようにしましょう。
下塗り、中塗り、上塗りは最短でも1日1工程しかできません。したがって、塗装工事の日数を確認すれば、3工程をきちんとこなしたのか否かの判断ができます。
外壁塗装は建物の規模、天候などにより工期が変動しますが、下塗りから上塗り完了まで平均1週間かかります。これが3、4日で終わってしまうような場合は、下塗りか中塗りを飛ばしている可能性があります。
下塗り塗料は中塗り・上塗り塗料と成分も色も全く異なるので、一般の家主でもその違いは分かります。分からないのが中塗りと上塗りの違いです。中塗りと上塗りは基本的に同じ塗料を使う「重ね塗り」なので、工事終了後ではきちんと重ね塗りをしたのか否かの判断ができません。
そこで、信頼性に不安を感じた場合は、中塗りと上塗りの塗料の色を変えてもらうとよいでしょう。そうすれば、重ね塗りしたのか否かが一目瞭然です。重ね塗りの塗料の色を変えても、中塗り塗料が完全に乾燥してから上塗り塗料を塗布するので、互いの色が干渉し合って上塗りの色合いが変わってしまう恐れはありません。
もし、色の干渉を理由に塗料の色変えを拒むようであれば、中塗りを省略しようとしている可能性もあります。こうした業者は要注意です。
外壁塗装をする際、複数の業者に相見積もりをとり、一番安い見積もりを出してきた業者を選ぶのはごく一般的なこと。しかし、あまり安すぎる場合は注意が必要です。そもそも外壁塗装は難易度が高く、完成度の高い外壁塗装には職人の熟練技と経験を要します。手抜き工事を防止し、耐久性と美観に優れた外壁塗装を実現するには、何よりも信頼できる業者への依頼が先決といえるでしょう。